XS.comのスワップポイント徹底ガイド【初心者向け】

XS.comのスワップポイント

初心者トレーダーの皆さんが抱きやすい疑問に答える形で、海外FX業者XS.com(エックスエス)のスワップポイントについてわかりやすく解説します。

スワップポイントの基本から、付与のタイミング、高スワップ通貨ペアのランキング、各種銘柄カテゴリーごとのスワップ一覧、注意点や確認方法、計算方法、そしてよくある質問まで網羅しています。

現役トレーダー

スワップポイントを理解すれば、FX取引で新たな収益源を得ることができます。この記事では初心者の方でも分かりやすく解説していきます!

XS.comのスワップポイントとは

スワップポイントとは、FXやCFD取引でポジションを日跨ぎで保有した際に発生する金利差調整分の損益のことです。

金利差調整額とも呼ばれ、FXではスワップポイントを狙った長期運用手法にも利用されます。

XS.comでは、世界で最も競争力のあるスワップ金利を提供しており、通貨ペアや貴金属など幅広い金融商品でこのスワップポイントを活用した取引が可能です。

スワップポイントが付与されるタイミング・時間

XS.comでは、毎営業日のロールオーバー時間(サーバー時間23:59)にポジションを持ち越すと、そのポジションにスワップポイントが付与されます。ちょうどニューヨーク市場のクローズ時間で、日付変更前後のこのタイミングをロールオーバー(スワップ発生時刻)と呼びます。

スワップポイント付与のタイミング
  • 毎日付与: 月曜~金曜の毎営業日、上記ロールオーバー時刻を跨いで未決済のポジションにスワップが発生します。
  • 3倍スワップ(トリプルスワップ):
    土日分のスワップは平日にまとめて3日分付与されます。通貨ペア・貴金属・香港株式は水曜のロールオーバー時に3倍、株価指数・エネルギー・米国株式・欧州株式・仮想通貨は金曜のロールオーバー時に3倍のスワップが発生します。なお、祝日などで市場休場がある場合も、その分を考慮して付与曜日が前後することがあります。

XS.comの高スワップ銘柄ランキング【稼ぐコツ】

スワップポイントで効率良く利益を狙うには、金利差の大きい通貨ペアを選び、高金利通貨を買うポジションを長期保有するのがポイントです。

ここでは、2025年現在の高スワップ通貨ペア上位をランキング形式で紹介します。

  1. USD/MXN(米ドル/メキシコペソ) – 買い(米ドル買い・メキシコペソ売り) で+172.85 メキシコペソ/日という高いスワップポイントを受け取れます。メキシコと米ドルの金利差が大きいためです。メキシコペソは比較的流動性もあり、新興国通貨の中では取引しやすい銘柄です。
  2. EUR/ZAR(ユーロ/南アフリカランド) – 買い(ユーロ買い・南アフリカランド売り) で+131.4 南アフリカランド/日のスワップが得られます。ユーロとの金利差により魅力的なスワップを提供しています。
  3. GBP/ZAR(英ポンド/南アフリカランド) – 買い(英ポンド買い・南アフリカランド売り) で+96.05 南アフリカランド/日のスワップを受け取れます。英国と南アフリカの金利差を活用した組み合わせで、安定した高スワップが期待できます。
  4. USD/ZAR(米ドル/南アフリカランド) – 買い(米ドル買い・南アフリカランド売り) で+63.94 南アフリカランド/日のスワップ益が獲得できます。米ドルと南アフリカランドの金利差による収益で、ドルストレート通貨ペアとして取引しやすい特徴があります。
  5. USD/SEK(米ドル/スウェーデンクローナ) – 買い(米ドル買い・スウェーデンクローナ売り) で+21.39 スウェーデンクローナ/日のスワップが得られます。北欧通貨との組み合わせで、比較的安定した先進国通貨ペアながら魅力的なスワップを提供しています。

現役トレーダー

高金利通貨を長期保有する戦略では「為替差損に注意しつつ、スワップをコツコツ積み上げる」ことが大切です。XS.comでは高スワップ銘柄が豊富で、さらに一定期間スワップフリーが適用されるため、マイナススワップを支払わずにポジションを維持できる点も大きなメリットです!

XS.comのスワップポイント一覧(カテゴリ別)

XS.comが提供する主な金融商品のスワップポイント傾向を、カテゴリごとに整理して紹介します。実際のスワップポイント数値は市場金利に応じて日々変動しますので、正確な数値はご自身でご確認ください。

FXメジャー通貨ペアのスワップポイント一覧

銘柄 ロング(買) ショート(売)
USDJPY(米ドル/日本円) 6.58 -36.42
EURUSD(ユーロ/米ドル) -8.01 1.93
GBPUSD(英ポンド/米ドル) -2.03 -2.03
AUDUSD(豪ドル/米ドル) -2.93 0.24
NZDUSD(NZドル/米ドル) -1.5 -1.36
USDCAD(米ドル/カナダドル) 0.82 -6.07
USDCHF(米ドル/スイスフラン) 6.65 -15.19

メジャー通貨ペアとは、米ドル (USD) と主要国通貨(EUR, JPY, GBP,AUDなど)の組み合わせです。一般に金利差が小さい組み合わせが多く、スワップポイントもプラスマイナスともに小~中程度に収まります。

  • USD/JPY(米ドル/日本円)
    日本円は超低金利のため、米ドル買い/円売りのポジションではプラスのスワップが発生し、米ドル売り/円買いではマイナスのスワップになります。USD/JPYは金利差が5~6%程度あるため、主要通貨ペアの中では比較的大きなスワップが付きます。
  • EUR/USD(ユーロ/米ドル)
    ユーロと米ドルはいずれも主要通貨で、2025年時点では米ドル金利がやや高めです。このためユーロ売り/ドル買いで小幅のプラススワップ、ユーロ買い/ドル売りで小幅マイナススワップとなります。
  • GBP/USD(英ポンド/米ドル)
    英米ともに金利水準が近く、スワップ差はわずかです。このように、メジャー通貨ペア同士の組み合わせではスワップポイントはほとんど気にしなくてよい程度の小さな数値が多いです。

FXマイナー・エキゾチック通貨ペアのスワップポイント一覧

銘柄 ロング(買) ショート(売)
GBPJPY(英ポンド/日本円) 12.41 -35.23
EURJPY(ユーロ/日本円) 11.22 -26.44
NZDJPY(NZドル/日本円) 9.4 -21.14
CADJPY(カナダドル/日本円) 9.66 -21.81
AUDJPY(豪ドル/日本円) 8.29 -19.06
GBPCHF(英ポンド/スイスフラン) 8.08 -18.68
EURCHF(ユーロ/スイスフラン) 4.01 -10.92
NZDCHF(NZドル/スイスフラン) 3.99 -9.43
CADCHF(カナダドル/スイスフラン) 4.11 -9.25
GBPCAD(英ポンド/カナダドル) -0.47 -9.23
AUDCHF(豪ドル/スイスフラン) 3.29 -8.22
GBPAUD(英ポンド/豪ドル) 0.45 -8.16
EURCAD(ユーロ/カナダドル) -6.28 0.07
EURAUD(ユーロ/豪ドル) -6.98 0.4
EURGBP(ユーロ/英ポンド) -5.89 1.62
GBPNZD(英ポンド/NZドル) -4.78 -5.3
NZDCAD(NZドル/カナダドル) 0.2 -3.86
AUDCAD(豪ドル/カナダドル) -2.78 -1.26
AUDNZD(豪ドル/NZドル) -6.03 0.7
EURNZD(ユーロ/NZドル) -13.47 2.67
CHFJPY(スイスフラン/日本円) 2.31 -10.74
USDMXN(米ドル/メキシコペソ) -515.48 172.85
USDZAR(米ドル/南アフリカランド) -247.82 63.94
USDSEK(米ドル/スウェーデンクローナ) -101.96 21.39
USDDKK(米ドル/デンマーククローネ) -66.75 17.46
USDNOK(米ドル/ノルウェークローナ) -62.42 7.32
USDHUF(米ドル/ハンガリーフォリント) -29.67 3.7
USDHKD(米ドル/香港ドル) -30.16 -19.88
USDCNH(米ドル/人民元) -38.85 -2.99
USDTHB(米ドル/タイバーツ) -21.42 -19.36
EURZAR(ユーロ/南アフリカランド) -371.38 131.4
GBPZAR(英ポンド/南アフリカランド) -308.4 96.05
EURHUF(ユーロ/ハンガリーフォリント) 9.67 -95.76
EURNOK(ユーロ/ノルウェークローナ) -60.01 4.45
EURSEK(ユーロ/スウェーデンクローナ) -20.75 -32.12
EURCZK(ユーロ/チェココルナ) -19.68 3.01
USDCZK(米ドル/チェココルナ) -0.82 -0.37

マイナー通貨ペアは主要通貨同士または主要通貨と新興国通貨の組み合わせを指し、エキゾチック通貨ペアとも呼ばれます。

マイナー・エキゾチック通貨ペアのスワップ特性
  • USD/ZAR(米ドル/南アフリカランド)
    ランドは政策金利が高め(8%台)なので、米ドル売り/ランド買いのポジションで大きなプラススワップが得られます。
  • USD/MXN(米ドル/メキシコペソ)
    ペソも高金利通貨(政策金利約11%)のため、米ドル売り/ペソ買いで高水準のプラススワップです。一方、ペソ売りは大きなマイナススワップになります。

貴金属CFD(ゴールド・シルバーなど)のスワップポイント

銘柄 ロング(買) ショート(売)
XAUUSD(ゴールド/米ドル) 1.89 -46.99
XAUEUR(ゴールド/ユーロ) -79.11 -16.01
XAGUSD(シルバー/米ドル) 1.65 -6.85
XAGEUR(シルバー/ユーロ) 0.2 -2.55
XPTUSD(プラチナ/米ドル) 8.95 -21.04
XPDUSD(パラジウム/米ドル) 8.16 -20.87

XS.comでは金(ゴールド)や銀(シルバー)、パラジウム、プラチナなど貴金属CFDの取引も可能です。これらは通貨ではないため金利そのものはありませんが、対になる通貨の金利との兼ね合いでスワップが発生します。

現役トレーダー

貴金属CFDでは基本的に「買い」ポジションでマイナススワップ、「売り」ポジションでプラススワップとなる傾向があります。ゴールドを長期保有する場合はスワップコストを考慮した戦略が重要です!

  • XAU/USD(ゴールド/米ドル)
    ゴールドを買って米ドルを売ると、ドル金利分の支払いが発生するためスワップは大きくマイナスです。逆にゴールドを売ってドルを持つとドル金利を受け取れるのでプラスのスワップとなります。ただしプラス側も金利差分の一部に留まり、小さい傾向です。
  • XAG/USD(シルバー/米ドル)
    銀も基本は金と同様で、買いポジションはマイナススワップ、売りポジションはプラススワップです。ただし金に比べると金額は小さめです。
  • XAU/EUR(ゴールド/ユーロ)XAG/EUR(シルバー/ユーロ)
    これらは米ドルではなくユーロとの組み合わせです。ユーロ金利は米ドルより低いため、スワップ負担もやや軽減されます。

貴金属は値動きが通貨に比べ大きいものの、ゴールドとシルバーは相関性が高いです。そのため、スワップポイントの有利不利を考慮して銘柄を選ぶ戦略も可能です。

株式CFDのスワップポイント

銘柄 ロング(買) ショート(売)
US30(US 30 Index) -978.48 241.96
US100(US Tech Index) -503.4 124.48
US500(US 500 Index) -104.85 11.79
DE40(Germany 40 Cash) -368.54 54.33
UK100(UK100 Cash) -199.04 47.01
F40(France 40 Cash) -154.28 22.74
EU50(Euro Stoxx 50 Index) -99.52 14.67
JP225(Japan 225 Cash) -298.59 -310.05
ES35(Spain 35 Cash) -225.03 33.17
AUS200(Australian 200 Cash) -152.99 37.25
RUSS2000(Russel 2000 Index) -45.78 11.64

XS.comは米国株や欧州株など約800銘柄以上の株式CFDを提供しています。ただし銘柄や配当利回りによっては、どちらかがプラスになる場合もあります。

株価指数CFDのスワップポイント

銘柄 ロング(買) ショート(売)
Apple(Apple Inc) -1.4 -0.53
Microsoft(Microsoft Corp) -2.62 -1
Amazon(Amazon.com Inc) -1.1 -0.42
NVIDIA(Nvidia Corp) -1.57 -0.6
Alphabet(Alphabet Inc) -22.6 -8.59
Tesla(Tesla Inc) -6.9 -2.62
Visa(Visa Inc) -2.01 -0.76
Netflix(Netflix Inc) -1.8 -0.68
AMD(Advanced Micro Devices Inc) -0.79 -0.3
ExxonMobil(Exxon Mobil Corp) -0.89 -0.34

株価指数CFD(インデックス)も、基本的な仕組みは株式と同様で金利と配当による調整です。主要な指数(日経225、ダウ30、ナスダック100、S&P500、DAX40、FTSE100など)では、買いポジションは金利相当のマイナススワップ売りポジションは配当相当のプラススワップになることがあります。もっとも、配当利回りより金利の方が高い状況では買いも売りもマイナスとなるケースが多いです。また指数によって金利・配当の状況が異なるため、スワップの大小や符号も指数ごとに違います。

  • 米国指数の例: US30(ダウ平均) や US500(S&P500)
    など米国株指数では、現在米金利が高いため買い持ちコストが大きく、売りでも若干コストになる傾向です。
  • 日本・他: JP225(日経平均) や AUS200(オーストラリアASX200)なども提供されています。一般的に自国金利が高い国の指数は買いマイナスが大きく、配当利回りが高い指数は売りプラスが発生しやすいです。

株価指数CFDは平日金曜のロールオーバー時にトリプルスワップが発生します。

エネルギーCFDのスワップポイント

銘柄 ロング(買) ショート(売)
USOIL(WTI原油) 7.15 -42.12
UKOIL(ブレント原油) 6.99 -35.12
NGAS(天然ガス) -25.92 -10.98

エネルギーCFDには原油(WTI原油・ブレント原油)、天然ガスなどがあります。原油現物(スポット)CFDの場合、買いポジションでコスト(マイナススワップ)売りポジションでプラスもしくは小コストとなることが多いです。これは原油の保管コストや金利といった要因が価格に影響するためです。例を挙げます。

  • USOIL(WTI原油) – 他社では原油買いはマイナスになることが多く、XSでは比較的好条件と言えます。
  • NGAS(天然ガス)
    ガスは価格変動要因が特殊ですが、スワップポイントは買いも売りもマイナス傾向です。エネルギーは保管コスト等で基本的にロング側が不利ですが、商品市況によって逆転もあり得ます。

XS.comでは2025年5月より原油銘柄もスワップフリー対象に追加され、UKOILとUSOILは最大2日間スワップが発生しません。

仮想通貨CFDのスワップポイント

銘柄 ロング(買) ショート(売)
BTCUSD(ビットコイン/米ドル) -30 -30
ETHUSD(イーサリアム/米ドル) -30 -30
XRPUSD(リップル/米ドル) -30 -30
LTCUSD(ライトコイン/米ドル) -30 -30
XMRUSD(モネロ/米ドル) -30 -30
ZECUSD(ジーキャッシュ/米ドル) -30 -30
NEOUSD(ネオ/米ドル) -30 -30
TRPUSD(トランプ/米ドル) -30 -30
MELUSD(メラニア/米ドル) -30 -30

仮想通貨CFD(暗号資産CFD)は、ビットコインやイーサリアムなどの価格変動を取引できますが、金利や配当と無縁のため、XS.comではいずれの方向でも一定のコスト(マイナススワップ)がかかる設定です。

仮想通貨CFDではスワップポイントで利益を得ることはできません。常に持ち越しコストがかかるため、基本的に短期売買向きの商品と言えます。XS.comでは仮想通貨も金曜にトリプルスワップが課金されます。なお、XSの仮想通貨CFDはスワップフリー対象ではなく、長期保有には不向きな点に留意してください。

XS.comのスワップポイントに関する注意点

XS.comでスワップポイントを活用する上での注意点をまとめます。スワップ狙いで稼ぐ戦略は有効ですが、細かなルールやリスクも把握して安全に運用しましょう。

メリット

  • スワップで得た利益は出金できる
  • XS.comではすべての口座でスワップフリーが適用される
  • 高金利通貨ペアで大きなスワップ収益を得られる可能性

デメリット

  • 高スワップ通貨は価格変動リスクも大きい
  • 両建てではスワップポイントの支払いを相殺できない
  • 週明けの窓開け・ロールオーバー時に価格変動リスクがある
スワップポイント取引の注意点
  • スワップポイントだけの出金はできない:
    スワップで得た利益は口座残高に反映されるため、通常の利益と同様に出金可能ですが、「スワップ分だけを即座に引き出す」といった特別な手続きはありません。ポジションを保有したまま口座残高をギリギリまで出金すると、証拠金維持率が低下して危険です。含み益として蓄積したスワップは、ポジション決済または十分な余剰証拠金の確保後に活用しましょう。
  • 高スワップ通貨は価格変動リスクが大きい:
    前述の通り、金利の高い新興国通貨(ZARやMXNなど)は魅力的なスワップを生みますが、その分相場急変のリスクも高いです。政策金利の変更や政情不安で為替レートが大きく動けば、スワップ利益が一瞬で相殺されることもあります。含み損に耐えられる資金管理損切りルールを必ず決めておきましょう。
  • 週明けの窓開け・ロールオーバー時の注意:
    スワップ付与のロールオーバー直前後は流動性が低下し、スプレッド拡大やレート変動が起こりやすい時間帯です。また週明け月曜早朝は前週金曜クローズから大きく価格が飛ぶ(窓が開く)こともあります。高スワップ狙いで週末持ち越す際は、その分週明けの変動リスクを許容する必要があります。
  • スワップフリー口座の条件:
    XS.comでは全てのライブ口座が自動的にスワップフリー適用となりますが、その猶予期間(何日間スワップ無料か)は銘柄によって異なります。長期保有目的でも、猶予期間内に一度決済し直すなど工夫するとスワップ負担を軽減できます。

XS.comのスワップポイント確認方法

スワップポイントを確認する方法

XS.comのスワップポイントを確認する方法はいくつかありますが、代表的なのは取引プラットフォーム(MT4/MT5)上で確認する方法と、公式サイトの情報を参照する方法です。

スワップポイントの確認方法
  • MT4/MT5で確認: XS.comではMT4/MT5でリアルタイムの各銘柄スワップを確認できます。
  • 公式サイトで確認: XS.com公式サイトの「契約仕様」ページでも主な銘柄のスワップポイント(概算値)を閲覧できます。
  • 問い合わせ: 不明な場合はXS.comのサポートに問い合わせることもできます。日本語サポートも整っており、メール等でスワップポイントに関する質問にも答えてもらえます。

いずれの場合も、定期的にチェックしておくことが重要です。スワップポイントは変動するため、「以前はプラスだったのに今はマイナスに逆転している」ケースも起こりえます。常に最新のスワップポイントをチェックしましょう。

XS.comのスワップポイント計算方法

XS.comにおけるスワップポイント損益の計算方法は以下の数式で求められます。

STEP.1
計算式を理解する
スワップ損益(円換算) = 「取引数量(ロット数)」 × 「契約サイズ」 × 「ポイント値(小数点以下桁)」 × 「スワップポイント」

各銘柄の契約サイズ(1ロットが何通貨・何単位か)やポイント値(1ポイントが何通貨分か)は、MT4/MT5の仕様画面で確認できます。例えば主要通貨ペアは契約サイズ100,000通貨で小数点以下桁数は5桁(ポイント値0.00001)などと決まっています。

STEP.2
USD/JPYの計算例
例1: USD/JPYを1ロット買いで1日保持した場合 –
USD/JPYの契約サイズは100,000通貨、小数点以下は3桁(0.001)、このとき買いスワップポイントが仮に6.5だったとします。この場合、1日あたりのスワップ損益は
1 × 100,000 × 0.001 × 6.5 = 650円/日
となります。つまり1ロット(10万通貨)を買いで持ち越すごとに毎日約1,355円のスワップ収益となる計算です(ドル円レートや金利差により日々変動します)。
STEP.3
EUR/USDの計算例
例2: EUR/USDを1ロット売りで1日保持した場合 –
EUR/USD契約サイズ100,000通貨、小数点以下5桁(0.00001)、売りスワップポイントが仮に6.5だったとします(USD受取り)。この場合、一日あたりのスワップ損益(決済通貨はUSD)は
1 × 100,000 × 0.00001 × 6.5 = 6.5 USD/日
です。
STEP.4
実際の運用時の注意点
MT4/MT5上ではスワップポイントは口座通貨建て(円口座なら円)で日々計上され、口座残高に自動反映されます。スワップ損益は未決済ポジションの評価損益とは別に計算・記録されるため、ポジションを持ったままでも累積スワップ分は出金可能です。ただし、無理な出金で証拠金不足とならないよう注意してください。

XS.comのスワップポイントに関するよくある質問

初心者の方が抱きやすいXS.comのスワップポイントに関する疑問にQ&A形式でお答えします。

XS.comの金(XAU/USD)のスワップポイントはいくらですか?

XS.comにおける金(ゴールド)の代表的な組み合わせであるXAU/USDのスワップポイントは、2025年時点で買いポジションで-46前後、売りポジションで+1.8前後(USD/日,1ロットあたり)となっています。なお、XS.comではゴールド(XAU/USD)はスワップフリー適用銘柄であり、最初の10日間はスワップが発生しません。11日目以降から上記のようなスワップが課金されます。また、XAU/EUR(ゴールド/ユーロ)の方がスワップ負担が軽く、買い:-2~3、売り:+0.5程度(EUR)といった水準です。

XS.comではスワップフリーは適用されますか?

はい、XS.comでは全ての口座タイプでスワップフリーが自動適用されます。口座開設すると特別な申請不要でスワップフリー状態になり、イスラム口座のように一定期間スワップが免除されます。猶予期間は銘柄によって異なり、主要通貨ペアは最長5日間(USD/JPYのみ2日)、ゴールドは10日間、原油・仮想通貨は2日間などと設定されています。

土日分のスワップポイントはどうなりますか?

土日は市場がクローズするため日々のロールオーバーはありませんが、銀行間では週末分の利息計算が発生するため、平日にまとめて調整されます。例えば水曜日のロールオーバー時にポジションを持ち越すと、通常日×3の日数分がまとめて口座に反映される仕組みです。なお、月曜が祝日で市場休場などの場合は、ズレ込んで前後の営業日に調整されることもあります。

XS.comはスワップ狙いで稼ぐのに向いているブローカーですか?

XS.comはスワップ狙いの長期運用にも適した条件を備えています。理由は、まず取扱銘柄が豊富で高金利通貨ペアが揃っているため、スワップポイントを狙った戦略の幅が広いこと。次に、全口座がスワップフリー対応で一定期間マイナススワップを免除してくれるため、高金利通貨を安心して長めに保有できます。さらに追加手数料なしでスワップフリーを利用でき、他社より有利な金利水準であることも魅力です。ただし、肝心の通貨ペア自体の値動きリスクは別問題です。スワップ利益以上の含み損リスクは常にあるため、リスク管理は必要です。

XS.comにスワップカレンダーはありますか?

特別な「スワップカレンダー」ページは提供されていないようです。しかし、実質的なカレンダー情報としては前述のトリプルスワップの曜日(水曜・金曜)や、各銘柄の取引時間に関する情報が公式サイトの「取引時間」ページ等に記載されています。また、経済カレンダー等で各国の政策金利発表日などをチェックすれば、近い将来のスワップ変動を予測する助けになります。XS.comの場合、公式サイト上部の「マーケット情報」やMyforexなど外部ツールで他社比較含めたスワップポイント一覧を閲覧することも可能です。

XS.comのスワップポイントまとめ

XS.comのスワップポイントについて、初心者向けに重要ポイントを整理しました。スワップポイントは金利差による収益/コストであり、XS.comでは業界屈指の有利なレートで提供されています。
XS.comでは全口座自動でスワップフリーが適用され、一定期間マイナススワップ無しで取引できるメリットがあります。一方で両建てによるスワップ稼ぎは禁止されていることや、高スワップ通貨の変動リスク、仮想通貨CFDではスワップ益が得られないことなど、押さえておくべき注意点もいくつかあります。